《子どもであってはいけない》のビリーフを持つ方は、人に甘えることや人に頼ること、わがままであることや自分の気持ちを優先することを我慢して、自分よりも他人(の気持ち)を優先しようとします。
誰からも気に入られたいという気持ちが強く、常に「いい子」や「良い人」であろうとします。
人の面倒見が非常によく、可愛そうな立場の人に対して過度に共感的、同情的です。
まれですが、心の中で感じている「良い子でなければならない」という不自由な感覚に抵抗して、あえて反抗的であったり、過剰に自由に振舞おうとする者もいる。(心の声に反抗)
・「ああしろ」「こうしろ」と、人に対して指示的、支配的になってしまう(親的な立場を取りたがる)
・何でも率先してやらなければ気がすまない
・本当は自分が面倒を見て欲しいのに、人の面倒をみる役回りになってしまう
・かわいそうな人に過度に共感的で、同情的(カウンセラー、セラピスト、医師、看護師、福祉関係者 等に多い)
・誰からも気に入られたい気持ちが強く、人からどう思われるかが気になる
・人に気を使いすぎる
・誰に対しても常に「いい子」「良い人」であろうとする
・人に合わせて本心でないことを言ってしまう
・わがままを言えない
・人に甘えられない
・感情表現が苦手で、喜怒哀楽の感情を自然表現できない
・「欲しい/いらない」「好き/嫌い」といった意思表示ができない(はっきり言うと相手が嫌な思いをすると思う)
・人前ではしゃげない
・子どもや子どもっぽい人が苦手で、見ているとイライラする(自分ができないことをしてる他の人をみるとハラがたつ)
・パニック症(広場恐怖、パニック発作、予期不安)・・・(両親の喧嘩「自分が何とかしなきゃ」+「自分が助けてほしい」相反する葛藤から、閉塞空間でパニックが起きる)
・全般性不安障害(全般的に何となく怖い)・・・「しっかりしなきゃ」→人の目が気になる→緊張がいつもある
・対人恐怖症・・・「しっかりしなきゃ」→人の目が気になる→緊張がいつもある
《子どもであってはいけない》のビリーフは、親が自分の子どもに対しても子どもらしくあることを許さない状況で刷り込まれます。
比較的長男や長女に多いリミッティング・ビリーフでもあります。
・親のしつけが厳しかった
※きちっとしなければいけない
・両親とも真面目で、いつもきちっとした人だった
※きちっとしなければいけない
・親から過度な期待をかけられた
※きちっとしなければいけない
・親から「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と言われて、甘えさせてもらえなかった
※きちっとしなければいけない
・親から「泣くのは赤ちゃんだけよ」等と言われ、子どもっぽい振る舞いを許されなかった
※子どもであってはいけない
・自由や楽しみ、子どもらしい活動を禁止されていた
※子どもであってはいけない
・いつも「良い子」を演じることで、親から愛されようとした
※良い子でないといけない
・子どもの頃に父親を亡くし、「自分がしっかりしなくては」「自分が残りの家族の面倒を見よう」と決断した(男性多い、離婚の場合も含む)
※子どもであってはいけない
・両親のケンカが絶えず、それを見るたびに「自分が何とかしなければ」と思っていた
※子どもであってはいけない
・いつも親が大変そう(忙しそう)にしていて、「自分だけ遊んではいけない」「自分もシッカリしなければ」と決断した
※子どもであってはいけない
・うつ状態の親を喜ばせようとしたり、子どもの頃から親の感情の面倒をみて、「自分が親を幸せにしてあげよう」と決断した
※子どもであってはいけない
・性的、肉体的虐待を受けたときに、「子どもだからこんな風に虐げられたんだ」と思い込んだ
※子どもであってはいけない
〔 ご提供場所:熊本 〕
【24のリミッティングビリーフ】
・⑬ 考えてはいけない、自分が考えたいように考えてはいけない、 特定のことについて考えてはいけない
・⑭ 自由に行動してはいけない (自分の人生をいきてはいけない)
・⑱ 感じてはいけない、自分が感じたいように感じてはいけない、 特定の感覚、感情を感じてはいけない
・㉑ 重要な存在であってはいけない、 (何かができる自分には価値があるけれども、)ありのままの自分には価値がない